スペイン人が日本人と結婚する場合の配偶者ビザ申請完全ガイド

はじめに

こんにちは!行政書士ひろい国際事務所の廣井と申します。

今回はスペイン人の配偶者ビザ申請に関する内容です。

スペイン人が日本人と結婚して日本で生活を始める場合、

国際結婚の増加に伴い、スペイン人と日本人の結婚および日本での配偶者ビザ(正式には「日本人の配偶者等」の在留資格)の取得に関する相談が増えています。

  • 日本で先に結婚してから配偶者ビザを申請する方法
  • スペインで先に結婚してから日本へ来る方法

の2つのルートがあり、どちらを選ぶべきか迷う方も少なくありません。

本記事では、スペイン人と日本人の国際結婚手続きから配偶者ビザ申請までの流れを詳しく解説し、それぞれのメリット・デメリットを比較します。


日本人の配偶者ビザとは?

一般的に日本の「配偶者ビザ」と呼ばれるものは、正式には

「日本人の配偶者等」

という在留資格です。

この在留資格を取得すると、

  • 日本で自由に就労可能
  • 就労時間制限ない
  • 会社経営も可能
  • 永住申請の要件が緩和される

などのメリットがあります。

スペイン人配偶者が日本で長期的に生活する場合、最も一般的な在留資格です。


スペイン人との国際結婚で重要なポイント

日本の法律上、またスペインの法律上の双方で婚姻が有効である必要があります。

そのため、「日本で結婚届を出しただけ」「スペインで結婚登録しただけ」では不十分な場合があります。

配偶者ビザ申請では、

  • 婚姻の実態
  • 婚姻の有効性
  • 交際の経緯
  • 日本で生活するための経済力

等が総合的に審査されます。


【方法その1】日本で先に結婚してから配偶者ビザを申請する場合

概要

スペイン人が短期滞在(観光ビザなど)で来日し、日本で婚姻届を提出する方法です。

その後、配偶者ビザを取得します。


手続きの流れ

①在日スペイン大使館に必要書類を発送し面接予約

スペイン人側

  • パスポートコピー
  • 住所歴を証明する書類
  • 出生証明書

日本人側

  • 戸籍謄本(翻訳付き)
  • 住民票(翻訳付き)

等を提出し、面接の日程予約をします。

面接は予約制ですので、いきなり在日スペイン大使館に行っても対応してもらえませんん。

②在日スペイン大使館で面接

いざ面接です。偽造結婚ではないか確認されます。

面接が終了すると、「婚姻要件具備証明書(Certificado de Capacidad Matrimonial)」を在日スペイン大使館から発行されます。

※手続きにそれなりの時間を要しますので在留期限等に問題が発生しないよう注意が必要です。


③日本の市区町村で婚姻届提出

スペイン人側

  • パスポート
  • 出生証明書(翻訳付き)
  • 婚姻要件具備証明書(翻訳付き)

日本人側

  • 本人確認書類(顔写真付きのもの)
  • 戸籍謄本

届出から約1週間ほどで戸籍が反映されます。


④スペイン側への婚姻登録

日本で婚姻後、在日スペイン大使館を通じて婚姻登録を行います。

これによりスペイン法上も婚姻関係が認められます。

※この手続きにも時間を要しますので在留期限等に問題が発生しないよう注意が必要です。


⑤配偶者ビザ申請

家族手帳が発行されると日本の入管へ配偶者ビザの申請が可能になります。



日本で先に結婚するメリット

手続きが比較的早い

日本の婚姻届は書類が揃えば即日受理されるケースが多いです。


日本人側の負担が少ない

スペインへ渡航する必要がありません。


日本で新生活を始めやすい

住居契約や生活基盤の準備を同時進行できるところが大きなメリットです。


デメリット

スペイン書類の取得・翻訳が必要

スペインから取り寄せるため時間がかかることがあります。また、翻訳も必要です。


短期滞在からの変更は審査は慎重

短期滞在ビザで来日した後に結婚した場合、

入管は結婚が「偽造結婚ではないか」を確認する場合があります。

理由書や交際歴が重要となります。


【方法その2】スペインで先に結婚してから日本に来る場合

概要

スペインで婚姻手続きを完了させ、その後日本で婚姻報告を行い、配偶者ビザを申請する方法です。


手続きの流れ

①スペインで婚姻手続きをして面接

地域によって異なりますので確認が必要ですが、一般的に以下が必要です。

スペイン人が用意する書類

  • パスポート
  • 出生証明書
  • 独身証明書
  • 居住歴を証明書類(過去2年分。書類によっては出生から全ての居住歴が記載されている書類もある)

日本人が用意する書類

  • パスポート
  • 戸籍謄本(翻訳・アポスティーユも必要)
  • 独身証明書
  • 居住歴を証明書類(過去2年分。書類によっては出生から全ての居住歴が記載されている書類もある)

など。


②婚姻証明書の取得

婚姻成立後、スペインの婚姻証明書(Certificado Literal de Matrimonio)を取得します。


③日本への婚姻届提出

日本人配偶者は、

  • 在スペイン日本大使館・領事館
  • 日本の市町村役場

へ婚姻届を提出します。


④戸籍反映

婚姻事実が戸籍へ記載されます。


⑤配偶者ビザ申請

日本(在スペイン日本大使館・領事館)で在留資格認定証明書交付申請を行います。

在留資格認定証明書が交付されると、日本に渡航し在留カード(日本人の配偶者等)を発行してもらいます。


スペインで先に結婚するメリット

婚姻の真正性を説明しやすい

スペインで正式な婚姻手続きを経ているため、

入管に対する信頼性が高くなります。


来日前に配偶者ビザ取得可能

配偶者ビザを取得してから来日できるため安心です。


短期滞在からの変更リスクがない

最初から配偶者として来日できます。


デメリット

手続き期間が長い

スペインの婚姻登録は数か月かかる場合があります。


日本人側の渡航負担

場合によっては現地手続きのため渡航が必要になります。


書類準備が複雑

日本の書類のアポスティーユ取得などが必要になるケースがあります。


配偶者ビザ申請に必要な主な書類

日本人側

  • 戸籍謄本
  • 住民票
  • 課税証明書
  • 納税証明書
  • 身元保証書

etc...


スペイン人側

  • パスポート
  • 証明写真
  • 履歴書
  • 質問書

夫婦共同で提出する書類

理由書

出会いから結婚までを説明します。重要な書類の一つです。


写真

  • 旅行の写真
  • 家族写真
  • 結婚式の写真

etc...


SNSや通話履歴

交際実態の立証資料として有効です。


スペイン人との配偶者ビザで審査されるポイント

1. 真実の結婚か(偽造結婚ではないか)

形式的な結婚ではないかを確認します。


2. 交際期間

一般的には長いほど有利です。


3. コミュニケーション方法

日本語、スペイン語、英語。

etc...

入管からの質問事項の1つです。言語の壁をどう乗り越えているかも見られます。


4. 同居予定

日本で同居予定であることが重要です。


5. 経済力

日本人配偶者の収入状況が確認されます。


日本で結婚する場合とスペインで結婚する場合の比較

比較項目日本先行スペイン先行
婚姻成立速度早いやや遅い
日本人の負担少ない大きい
来日前の準備少ない多い
配偶者ビザ申請婚姻後婚姻後
入管審査の説明理由書が重要普通



よくある質問(FAQ)

Q1. スペイン人は観光ビザで来日して結婚できますか?

可能です。ただし配偶者ビザへの変更は個別審査となるため、事前準備が重要です。


Q2. 配偶者ビザの審査期間はどれくらいですか?

通常は1〜3か月程度です。案件によって変動します。


Q3. スペイン人配偶者は日本で自由に働けますか?

はい。「日本人の配偶者等」の在留資格であれば職種・時間制限なく就労できます。


Q4. 英語で会話していても問題ありませんか?

問題ありません。実際に国際結婚では英語が共通言語となっているカップルも多いです。

はい。「日本人の配偶者等」の在留資格であれば職種・時間制限なく就労できます。


Q5. 離婚歴がありますが審査に影響はありますか?

問題ありませんが、追加で書類が必要となります。


まとめ

スペイン人が日本人と結婚し、日本で生活するためには、婚姻手続きと配偶者ビザ申請を適切に進める必要があります。

どちらの国で先に婚姻を成立させるかは皆様の状況によって異なると思いますが、いずれの方法を取るにしても下準備が非常に重要です。

また、どちらの方法を選択する場合でも、婚姻の実態を証明する資料を十分に準備し、正確な書類作成を行うことが配偶者ビザ取得成功の鍵となります。

スペイン人との国際結婚や日本の配偶者ビザ申請で不安がある場合は、国際結婚や在留資格申請に詳しい専門家へ相談しながら進めることをおすすめします。

行政書士ひろい国際事務所に申請代行を依頼するメリット

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  • 不許可リスクを軽減
  • 理由書の作成も可能
  • 不備による差し戻しを防ぎ、時間を短縮できる(早く・確実に申請)
  • 必要に応じて柔軟なご提案が可能

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ご覧頂きありがとうございました。

行政書士ひろい国際事務所では、スペイン人の国際結婚、配偶者ビザの申請サポートを行っています。
配偶者ビザの申請をお考えの方は、ぜひご相談ください。

<参考>

スペイン大使館の地図はこちらから(こちらをクリック)

スペイン大使館の住所:〒106-0032 東京都港区六本木1丁目3−29

投稿者プロフィール

行政書士ひろい国際事務所 Hiroi
行政書士ひろい国際事務所 Hiroi
行政書士ひろい国際事務所代表の廣井と申します。
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